テクニック編〜焼き始めのタイミング(BBQあるある編)
<テクニック編> 公開日:2018年7月10日
焼き始めのタイミング(BBQあるある編)
BBQに付き物の課題の一つに”火おこし”があります。もちろんガスのBBQグリルを使えばその作業は不要ですが。
さて、この”火おこし”。苦戦する方もまだまだ多いので、いろんなところに”おこし方”が書かれていたり、紹介されています。
しかしながら、実際にどのタイミングで焼き始めて良いのかまではなかなか書かれていないようで、よくよく見ていると”え?”と思うタイミングで焼き始める方の多いこと、多いこと。
まずもって、”火おこし”という呼び方が悪いのかも知れません。やはり”炭火熾し”や”チャコールスタートアップ”なんて感じがしっくり来ますね。
日本人が”火”と聞くと、ほとんどの方が”炎”をイメージされることでしょう。それが、勘違いを誘発してしまう原因のように思います。
“炎”は炭をBBQが出来る状態にするまでは必要ですが、スタート後は基本的には不要です。BBQを始めるのは、この炎がなくなり、炭全体が赤々と輝いている状態になればスタートの合図です。
もちろん、炭の種類によって、あまり赤々と輝きを放たないものもありますが、そんな時は団扇で少し扇ぐと状態がわかります。
炭から炎が上がっている状態…まだです。
炎が落ち着き、炭全体に灰が付着している状態…スタートしましょう!
なお、炎が上がっている状態で何故焼いてはいけないのか…。それは、炎の場合、食材を”焼く”ではなく”燃やす”になってしまうためです。”燃やす=炭化”でありすなわち”焦げる”ことになるためです。
但し、この炎も、テクニックが上がれば、使う局面もありますので、絶対に不要なわけではありませんが、基本的なBBQでは出来るだけ上がらないように注意しましょう!
炎の利用方法はまた別の機会にご紹介致します。