BBQの際に必要な木炭の量は?

BBQをする際、木炭がなくたったら困る、と心配される方も多いはず。
アウトドアショップやホームセンターでは目安の人数表記がされている場合もありますが、はっきり言いまして、全くピントがずれています。
また、ブログやホームページなどでも”一人当たり約1キロ”なんて書いていることも多いですが、全く根拠の無い、おかしな話です。
BBQ初心者向けにわかりやすく、という苦肉の策とも言えますが、それにしてもあまりにも不可解な表記かと思います。
そもそも、木炭は木の種類によって炭になった時の状態がかなり変わるものです。
密度の低い樹木の場合には非常に軽くなり、逆に密度の高い炭は重くなります。
また、高品質に炭化された木炭は、当然不純物や水分が抜けているので軽く、逆にテキトーに焼かれた木炭は炭化が不十分で重かったりします。
例えば同じ大きさの場合、非常に密度が高い備長炭は非常に重く、なら炭は軽く、松炭はもっと軽いです。
確かに火持ちであれば、重い方が長い傾向にありますか、体積が小さいとBBQコンロの中に入れる量が多くなるので、重量よりは体積の方がわかりやすいと思います。
同じ3キロでもホームセンターにある外炭(輸入木炭)の箱よりも、岩手切炭の箱(袋)の方が大きく、体積が大きいことがわかります。
つまり、BBQコンロの炭床に平たく炭を並べてみた時の重量の1.5倍ほどが理想です。
一般的に普及している焼き面サイズが45×30㎝のBBQコンロであれば、岩手切炭なら約2キロ、外炭なら3キロ程度が目安になります。
このくらいの量で、おおよそ2時間くらいは燃焼しますので、一般的な焼肉であれば4〜5人は充分楽しめます。
4〜5人だから5キロは必要!と計算して外炭の6キロの箱を買ってしまうとすっかり半分は残ってしまいます。
余ったら持ち帰れば次も使えますので大事に保管しましょう!
木炭もガソリンやガス、電気などと同じエネルギーですから、捨てたり無駄に使わず、大切に必要な分ずつ使うように心がけましょう!