テクニック編~ポークスペアリブを上手に焼くコツ

<テクニック編> 公開日:2018年6月19日
ポークスペアリブを上手に焼くコツ(カット済スペアリブ編)

BBQと言えば、豪快に骨付き肉をかぶりつくイメージがありますよね。そんなイメージからか、豚スペアリブが年々人気が高まっています。
最近ではアメリカンBBQスタイルの愛好者には「バックリブ」が人気があるようですが、バックリブは骨の曲がりがそれほどなく、厚みが均一なので、比較的初心者でも焼きやすいスペアリブです。
一方、日本ではスペアリブと言えば「肩スペアリブ」が主流であり、骨が湾曲しており、またバックリブよりも若干肉厚でなかなか焼くのがやっかいな食材ですが、一方で味はバックリブよりも深く濃いのが特徴です。
また、日本ではバックリブに相当する豚肉のカッティングは主流ではなく、国産豚肉のバックリブというのはなかなか一般に入手するのは困難です。

さて、このスペアリブですが、どうしても脂の多い肉質のため炭に落ちた脂が燃えてしまい焦げやすいのが難点で、また薄切り肉に比べ肉厚で、完全加熱が原則の豚肉のため、火を通すのが難しい部位の一つです。
ポイントをつかめば非常に簡単に焼けますので、是非覚えておきましょう!


スペアリブを上手に焼く手順
①炭をサイドウォールに配置し、遠火の環境を作る


②骨側から焼き、十分に骨を熱してから他の面を焼く
※湾曲しているので立ちずらいので、まとめて並べると立ちやすい


③グリルカバーをかぶせる


④骨に十分熱が通ったら裏返す


⑤他の面も焼く


⑥最後に一番肉厚の部分に切込みを、十分に火が通っているかを確認する。


☆ポイント
骨の温まりが悪いと肉に火が通りにくいので、最初に骨を十分に加熱しておくことがポイントです。
じっくりと時間をかけて骨側から加熱しましょう。